Axon Instruments
パッチクランプアンプ
単一チャンネル、全細胞、2電極記録からのパッチクランプ増幅器
*Axon Instrumentsパッチクランプアンプは日本国内では
インターメディカル社(http://www.intermedical.co.jp) が取り扱っております。

  • 主な特長・機能
  • 最小のS/N比
  • 複数の実験に対応
  • 大電流の実験に対応
  • アプリケーション
  • 電流クランプアンプ
  • 創薬・医薬品開発
  • 電気生理学

シングルチャネルから大電流記録まで

Axon Instrumentsの増幅器シリーズは、パッチクランプ実験の全範囲における最高クラスの機器です。増幅器のシリーズには低ノイズでシングルチャンネル記録用 AxopatchTM200B、ホールセルボルテージクランプとハイスピードカレントクランプ記録用 MultiClampTM700B、また2電極ボルテージクランプとカレントクランプ記録用 AxoclampTM900Aがあります。

Axon Instruments パッチクランプアンプの特長

  • 効率性

    最小のS/N比

    Axopatch200Bキャパシタフィードバックパッチクランプ増幅器は、革新的なキャパシターフィードバック技術により、低ノイズのシングルチャネル記録を実現しています。

  • 操作性

    複数の実験に対応

    MultiClamp700B微小電極増幅器は、ホールセルボルテージクランプとカレントクランプ記録を可能にしています。シリーズの中では一番多目的な増幅器です。

  • 解析力

    大電流の実験に対応

    Axoclamp900A微小電極増幅器は、高出力への対応が可能で、大電流のボルテージクランプとカレントクランプ記録を促進します。

  • ヘッドステージ冷却機能

    Axopatch200B増幅器は、独自技術でヘッドステージの冷却が可能で、電気ノイズを物理学理論上最小限に抑え、低ノイズを実現しています。

  • 増幅器のソフトウェア制御

    MultiClamp700BとAxoclamp900Aは、ソフトウェア制御でセットアップが簡単で、パラメーターの自動化、テレグラフ、様々なプロトコル組むことも可能にしています。

  • 4つのヘッドステージを使用可能

    MultiClamp700Bは2つのメインヘッドステージCV-7Bと2つの補助ヘッドステージ(HS-2, VG-2タイプ)を接続でき、シナプス複合体実験など複数チャネル記録が可能です。

  • 高出力のコンプライアンス電圧

    Axoclamp900A増幅器は、大電流測定とより早いクランプスピード(±180 V 2電極ボルテージクランプ, HVICモード)を実現しています。

  • 複数モードで操作可能

    Axoclamp900A増幅器は、5つの記録モードを搭載しています。カレントクランプ、不連続カレントクランプ、2電極ボルテージクランプ、不連続単電極ボルテージクランプ、高電圧カレントクランプです。

  • 様々なデータ記録システムに対応

    各増幅器は、殆どのデータ記録システムに対応します。データ取得とデータ分析の為には、pCLAMPTM11ソフトウェアとDigidata1550Bシステムが最大のパフォーマンスを提供します。

対応アプリケーション

  • カレントクランプ増幅器

    カレントクランプは電流注入して膜電位を測定する方法です。膜電位を測るには、MultiClamp700BとAxoclamp900Aは、電流注入による電圧降下をモニターします。カレントクランプ法は一般に模擬刺激ですが、本物のような波形を細胞に加え、細胞膜への影響を観察します。この方法は活動電位などの重要な細胞的活動の評価に適しています。

  • 創薬・医薬品開発

    1つの医薬品がゴールラインに到達するごとに、別の9つの医薬品が成功しません。この憂慮すべき失敗率は、複雑なヒトの生物学を忠実に模倣していない2次元細胞培養に依存していることに起因しています。

    創薬・医薬品開発を見る >

  • 電気生理学

    電気生理学は、細胞膜を流れる電流や電圧の変化を研究する分野です。細胞膜内の単一イオンチャネルの挙動を理解することから、細胞膜電位の細胞全体の変化、in vitroの脳スライスやin vivoの脳領域内の電界電位の大規模な変化に至るまで、電気生理学的技術は神経科学や生理学的応用の多様な範囲にわたって広く使用されています。

    電気生理学を見る >

その他のアプリケーション

Axon Instruments パッチクランプアンプの仕様

Axopatch™ 200B Capacitor Feedback Patch Clamp Amplifier MultiClamp™ 700B Microelectrode Amplifier Axoclamp™ 900A Microelectrode Amplifier
仕様
アプリケーション シングルチャネル記録、ホールセルパッチクランプ記録、細胞外記録、アンペロメントリー/ボルタンメントリー、人工細胞膜、ナノポア研究 シングルチャネル記録、ホールセルパッチクランプ記録、細胞内微小電極記録、細胞外記録、アンペロメントリー/ボルタンメントリー、人工細胞膜、ナノポア研究 ホールセルカレントクランプ記録、細胞内微小電極記録、細胞外記録、2電極ボルテージクランプ記録
スマートテレグラフ ゲイン、フィルター、キャパシタンス ゲイン、フィルター、キャパシタンス、入出力スケーリングファクター、記録モード ゲイン、フィルター、キャパシタンス、入出力スケーリングファクター、記録モード
ホールディング電圧範囲 -/+ 1000 mV -/+ 1000 mV -/+ 200 mV for dSEVC and TEVC modes
ホールディング電流範囲 -/+ 200 nA -/+ 200 nA Up to -/+ 1/Ro (feedback resistor)
出力ゲイン (mV/pA) 0.5 to 500 1.0 to 2000 1.0 to 2000
モード I-Clamp, V-Clamp I-Clamp, V-Clamp I-Clamp, DCC, HVIC, dSEVC, TEVC
オープン回路での5kHsと10kHzのノイズ 0.06 pA rms, (5 kHz), 0.13 pA rms (10 kHz) 0.15 pA rms, (5 kHz), 0.28 pA rms (10 kHz)
ボルテージクランプレジスタンスフィードバック True for for cSEVC True for for cSEVC True for for cSEVC
容量補正
RMS ノイズ 0.13 pA rms (10 kHz) increases to only 0.145 pA RMS when a patch-pipette holder is attached 0.28 pA rms (10 kHz) at 50 GΩ to 3.0 pA rms (10 kHz) at 50 MΩ 20 mV at 10 kHz
自動オシレーション抑制
カレントクランプとボルテージクランプの自動モード変更
電位保持用のスローカレントインジェクション
カレントクランプ専用回路
デユアルパッチクランプ記録
コンピューターコントロール*
一般的なインターフェース

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