SpectraMax ABS / ABS Plus
マイクロプレートリーダー
フィルター不要で幅広いアッセイを迅速に行える吸光プレートリーダー

  • 主な特長・機能
  • 柔軟な波長選択
  • 精度とスピードに優れた8チャンネル光学系
  • 高いスペクトル分解能による高精度な測定
  • アプリケーション
  • ELISA
  • 核酸定量(ABS Plusのみ)
  • IC50/LD50 など

温度制御可能なフィルター不要の
プレートリーダーで一貫性のある結果を取得

SpectraMax® ABS / ABS Plus吸光マイクロプレートリーダーは、ELISA、微生物増殖、タンパク質定量などの様々なアッセイに対応しています。迅速な測定のための8チャンネル読み取りヘッドを備え、特許取得済みPathCheck®センサーを搭載しました。PathCheckセンサーは温度の影響を受けないため、光路長に相当する試料溶液の深さを検出して自動的に標準化を行い、正確な吸光度の値を確実に取得できます。幅広いアプリケーション、業界最先端のSoftMax® Proソフトウェア、そしてバリデーションツールで予算に関わらず全ての研究室で活用いただけます。

SpectraMax ABSマイクロプレートリーダーの特長

  • 効率性

    柔軟な波長選択

    様々なアッセイに必要とされる波長を正確に選択するため、グレーティングモノクロメーターを採用しています。

  • 操作性

    精度とスピードに優れた8チャンネル光学系

    光学系は、ダブルビーム分光光度計のデザインを取り入れています。チャンネルごとにリファレンス検出器を備え、光ファイバー間の誤差を無くしています。列ごと(8ウェル同時)に測定するため、精度とスピードに優れています。

  • 解析力

    一貫性のある結果

    ユニークな石英ファイバー光学系を採用し、迷光を最小限に抑えることで高精度な測定を実現しています。また、高いスペクトル分解能により、精度良くDNAの吸光度を測定できます。

  • ピペッティング誤差の影響を除外

    試料溶液の深さ(光路長)を測定するモレキュラーデバイスの特許取得済みPathCheck®センサーを搭載しています。吸光係数を利用すれば、検量線不要の定量が行えます。

  • 最適化された光路

    ユニークな石英ファイバー光学系を採用し、迷光を最小限に抑えることで高精度な測定を実現しています。また、高いスペクトル分解能により、精度良くDNAの吸光度を測定できます。

  • 2波長測定

    2波長測定では、各波長における吸光度を測定します。吸光度の差や比を求めるデータ解析も簡単です。

  • 様々なプレートフォーマットに柔軟に対応

    SpectraMax ABSは96ウェルプレートに対応し、丸底、平底、ハーフエリアウェルプレートのいずれにおいても、高性能を発揮します。SpectraMax ABS Plus は384ウェルプレートにも対応し、さらにキュベットポートを備えています。標準的なキュベット、あるいは96ウェル、384ウェルプレートを使用して、ひとつのサンプルから最大384種類のサンプルまでを一度の測定で読み取れます。

  • ユーザーが自由に実行可能なバリデーション

    NIST(米国国立標準技術研究所)に準拠しているSpectraTest® ABS2吸光バリデーションプレートを用いて、光学性能を検証できます。バリデーションはユーザーの研究室でユーザーの計画に合わせて実行できます。

  • 微量サンプル測定

    別売りのSpectraDrop™Micro-Volumeマイクロプレートは、少量測定のためのハイスループットなソリューションです。DNA、RNA、タンパク質研究の生産性を向上させます。

  • ロボットシステムとの統合

    StakMax®マイクロプレートスタッカーとシームレスに統合できます。また、モレキュラーデバイスの独創的な自動化ソリューションやサードパーティ製のロボットとも統合できます。

  • 実績あるGxPソリューションでデータインテグリティとコンプライアンスを保証

    GMP/GLP規制環境下施設のための当社の包括的な一連の実績あるコンプライアンスソリューションは、みなさまの取り組みを促進し、迅速に自信を持って、規制に準拠した施設を確立します。

    • ・最高クラスのマイクロプレートリーダーおよび ウォッシャーですべてのアッセイニーズをサポート
      IQ/OQ/PMサービスにより、規制を遵守したデジタルフォーマットで機器の文書を保存
    • ・ソフトウェアインストールサービスで、操作仕様のために必要な要素がインストールされていることを確認し記録
    • ・ソフトウェアバリデーションサービスはFDA 21 CFR Part 11ガイドラインをサポート
    • ・IT担当者の負担を軽減するWindows Active Directoryとの連携やバリデーションプレートなどのトレーサブルな材料を用いて、信頼性のある結果を得るために必要なマイクロプレートリーダーの性能を試験

    詳しくはこちら
  • 「SpectraDrop 微量サンプル測定プレート」でより少量のDNA、RNA、タンパク質をより迅速に定量

    卓上型マイクロプレートリーダーのためのマイクロボリュームソリューション

    SpectraDrop™微量サンプル測定プレートは少量測定のためのハイスループットソリューションを実現します。革新的なデザインにより、サンプル調製時間を短縮し、2 µLという少量のDNA、RNA、タンパク質サンプルに対するラボの生産性を高めることができ、吸光、蛍光測定モードに対応します。マイクロプレートのフォーマットは均一で再現性のある分析を保証し、Molecular Devices 製StakMax®マイクロプレートスタッカーとシームレスに統合することで研究能力を向上させることができます。

    詳しくはこちら

対応アプリケーション

  • 吸光度

    吸光度検出の仕組み、測定方法、濃度の算出方法など、吸光度検出のすべてをご紹介します。また、ELISA、核酸やタンパク質の定量法、微生物の増殖など、一般的な吸光度アプリケーションやアッセイに関する情報も提供しています。

    吸光度を見る >

  • セルヘルス

    細胞生存能とは、集団中の健全な細胞の数を指し、酵素活性、細胞膜の完全性、ATP産生、その他の指標を測定するアッセイを用いて評価することができます。これらの方法は、一般的な細胞生存能、あるいは特異的な細胞経路の指標として、発光測定、蛍光測定、比色分析を用いることができます。細胞毒性アッセイや細胞生存率アッセイは、薬剤や他の治療法の効果を評価するためにしばしば用いられ、新しい治療法を探索するための貴重なツールであると同時に、正常な細胞がどのように機能するかについての理解を深めるものでもあります。

    セルヘルスを見る >

  • 細胞生存率

    MTT、XTT、MTSのようなテトラゾリウム塩を用いた比色分析法は、細胞増殖や細胞毒性を測定するのに用いることができます。例えば、MTTアッセイは、生細胞に存在する酵素によるMTTの還元に依存し、吸光度を測定することにより定量できる青色のホルマザン生成物を形成する。アッセイの選択は、望ましいワークフローと所要時間に基づいて行うことができます。


    比色分析による細胞生存率と増殖の評価 >

SpectraMax ABSマイクロプレートリーダーの仕様

  SpectraMax ABS Plus SpectraMax ABS
波長範囲 190 nm – 1000 nm 340 nm – 850 nm
波長帯域幅 2 nm 2 nm
波長再現性 +/- 0.2 nm +/- 0.2 nm
光学正確性(マイクロプレート) < ±0.006 OD ±1.0%, 0–3 OD < ±0.006 OD ±1.0%, 0–3 OD
光学正確性(キュベット) < ±0.005 OD ±1.0%, 0–3 OD N/A
光学再現性 < ±0.003 OD ±1.0%, 0–2 OD < ±0.003 OD ±1.0%, 0–2 OD
迷光 < 0.05% @ 230 nm < 0.07% @ 340 nm
PathCheck® N/A
波長選択 モノクロメーター、1 nm刻みで調節可能 モノクロメーター、1 nm刻みで調節可能
光源 キセノンフラッシュランプ キセノンフラッシュランプ
測定時間(ノーマル) 9秒(96ウェル) 29秒(384ウェル) 9秒(96ウェル)
測定時間(スピードリード) 5秒(96ウェル) 16秒(384ウェル) 5秒(96ウェル)
振盪機能 直線状 直線状
キュベットポート
ロボティクス対応
対応プレート 96/384ウェルプレート 96ウェルプレート
温度制御
(室温+5)°C ~ 45°C

(室温+5)°C ~ 45°C
寸法 30.5 (幅)x 41.4 (奥行)x 20.3(高)cm 30.5 (幅)x 41.4 (奥行)x 20.3(高)cm
バリデーションツール 対応 対応

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