FlexStation 3 マルチモードマイクロプレートリーダーの特長
-
自動マルチチャネルピペッターによりファストカイネティックアッセイに対応
8チャンネルまたは16チャンネルピペッターにより、アッセイの柔軟性が向上します。5モード対応の光学系の組み合わせにより、カルシウムフラックスアッセイのような速度の速い細胞応答アッセイに対応します。
-
より多くのアッセイ条件を可能に
各ウェルに供給する試薬を個別に定義することで、試薬の消費量を削減し、1枚のマイクロプレートでより多くのアッセイ条件を検討することができます。
-
-
自動ピペッティングでアッセイの質とスループットを向上
自動ピペッティングにより、アッセイの質を向上させ、スループットを高めることができます。
-
柔軟な波長設定
デュアルモノクロメータにより1 nm刻みの波長設定が可能です。そのため高価な帯域フィルターをアッセイ毎に変更する必要がありません。
-
液体移送のバリデーションが可能
ピペッターヘッドの性能を定量化するPathCheck機能で、液体移送のバリデーションを取得できます。SoftMax® ProソフトウェアおよびFDA 21 CFR Part 11準拠のIQ/OQ/PQバリデーションプロトコルと組み合わせて使用します。
-
実績あるGxPソリューションでデータインテグリティとコンプライアンスを保証
GMP/GLP規制環境下施設のための当社の包括的な一連の実績あるコンプライアンスソリューションは、みなさまの取り組みを促進し、迅速に自信を持って、規制に準拠した施設を確立します
- ・最高クラスのマイクロプレートリーダーおよび ウォッシャーですべてのアッセイニーズをサポート IQ/OQ/PMサービスにより、規制を遵守したデジタルフォーマットで機器の文書を保存
- ・ソフトウェアインストールサービスで、操作仕様のために必要な要素がインストールされていることを確認し記録
- ・ソフトウェアバリデーションサービスはFDA 21 CFR Part 11ガイドラインをサポート
- ・IT担当者の負担を軽減するWindows Active Directoryとの連携やバリデーションプレートなどのトレーサブルな材料を用いて、信頼性のある結果を得るために必要なマイクロプレートリーダーの性能を試験
-
「SpectraDrop 微量サンプル測定プレート」でより少量のDNA、RNA、タンパク質をより迅速に定量
卓上型マイクロプレートリーダーのためのマイクロボリュームソリューション
SpectraDrop™微量サンプル測定プレートは少量測定のためのハイスループットソリューションを実現します。革新的なデザインにより、サンプル調製時間を短縮し、2 µLという少量のDNA、RNA、タンパク質サンプルに対するラボの生産性を高めることができ、吸光、蛍光測定モードに対応します。マイクロプレートのフォーマットは均一で再現性のある分析を保証し、Molecular Devices 製StakMax®マイクロプレートスタッカーとシームレスに統合することで研究能力を向上させることができます。
詳しくはこちら
対応アプリケーション
-
吸光度
吸光度検出の仕組み、測定方法、濃度の算出方法など、吸光度検出のすべてをご紹介します。また、ELISA、核酸やタンパク質の定量法、微生物の増殖など、一般的な吸光度アプリケーションやアッセイに関する情報も提供しています。
吸光度を見る > -
活動電位
活動電位とは、特徴的なパターンを持つ細胞膜を横切る電圧または膜電位の急激な上昇とそれに続く下降のことです。活動電位によってシグナリングする細胞の例としては、ニューロンや筋肉細胞があります。
活動電位とは? > -
活動電位分析
活動電位は重要な細胞事象を表します。活動電位がなければ心臓は鼓動せず、ニューロンは発火しないので、これらのイベントの測定は不可欠です。Clampfit 11 Advancedモジュールの活動電位検索ツールは、データファイル内のすべての活動電位を検出します。振幅、AP持続時間、立ち上がりと減衰時間、立ち上がりと減衰の傾き、ピークからピークまでの周波数と時間、ピークごとの振幅デルタ、後電位の振幅と持続時間、閾値電位など、ユーザー定義やプログラムで決定された測定基準を適用します。
ジン・ヤンによる技術的ヒント 活動電位解析のためのAxon pClamp™ 11ソフトウェア機能
ジン・イェンの技術情報 活動電位解析のためのAxon pClamp™ 11ソフトウェア機能 >
FlexStation 3 マルチモードマイクロプレートリーダーの仕様
読み取りモード | 吸光度 蛍光(上下読取式) 発光(上下読取式) 時間分解蛍光(上下読取式) 蛍光偏光(上下読取式) HTRF(上下読取式) |
---|---|
波長範囲 | Abs: 200 - 1000 nm FL Ex: 250 - 850 nm Lumi: 250 – 850 nm TRF: 250 - 850 nm FP: 400 – 750 nm |
波長選択 | 1nm単位で調整可能なモノクロメーター |
吸光度測光精度/直線性 | < ±1.0% および ±0.006 OD (0.0-2.0 OD) |
吸光度測光精度/再現性 | < ±1.0% および ±0.003 OD (0.0-2.0 OD) |
上方測定の感度を最適化 | FL: 1 fmol/well in 200 μL FITC 96 well (< 5 pM), 2 fmol/well in 100 μL FITC 384 well (< 20 pM) Lumi: < 2 fg/well for firefly luciferase in 96 and 384 well TRF: 100 fM europium in 96 and 384 well FP: < 5 mP standard deviation at 1 nM fluorescein in 96 and 384 well |
光源 | キセノンフラッシュランプ |
検出器 | シリコンフォトダイオード 光電子増倍管 |
測定タイプ(エンドポイント、カイネティックなど) | エンドポイント カイネティック スペクトルスキャン ウェルスキャン* |
測定時間 | Abs: 17秒 FL: 15秒 Lumi: 17秒 TRF: 15秒 TRF: 15秒 FP: 44秒 |
プレーティング | リニア |
インジェクター | 〇 |
プレーティングタイプ | 6-384 ウェルプレート |
温度制御 | 周囲温度 + 4°C~45°C |
寸法 | H 48 cm x W 58 cm x D 41 cm |
バリデーションツール | 吸光度バリデーションプレート 蛍光バリデーションプレート 発光バリデーションプレート SoftMax® Pro GxPソフトウェア |
吸光度、蛍光、発光 | ◯ |
時間分解蛍光(TRF) | ◯ |
蛍光偏光(FP) | ◯ |
Htrf | ◯ |
アルファスクリーン | ◯ |
◯ | |
ウェスタンブロット | ◯ |
イメージング | ◯ |
詳細を見る